妖怪キッズ
馬骨(読み方:ばこつ)の子供向けイラスト

ばこつと夜よるの冒ぼう険けん

馬骨・ばこつ
5-10歳向け馬骨のお話
壱
はじまり

馬骨って?

馬うまの骨ほねが妖怪ようかいになったばこつは夜よるに旅人たびびとを驚おどろかします。

弐
おはなし

お話

はじまり

ある日ひ、陽太ようたと琴美ことみは、おじいちゃんと一緒いっしょに土佐とさに住すむおばあちゃんの家いえに遊あそびに行いきました。到着とうちゃくすると、さっそく田んぼ[たんぼ]の周まわりを散歩さんぽすることにしました。おじいちゃんは、田んぼの側そばに広ひろがる山やまの道みちは、昔むかしからある古ふるい道みちだと教おしえてくれました。

展開

陽太ようたは、おじいちゃんから聞きいた妖怪ようかいの話はなしを思おもい出だしました。「この道みちにはね、ばこつという妖怪ようかいが現あらわれるんだよ。馬うまの骨ほねが衣ころもをまとって歩あるくんだ」おじいちゃんの話はなしに、琴美ことみはちょっと怖こわくなりましたが、陽太ようたは興味津々きょうみしんしんでした。

夜よるになり、二人ふたりはおばあちゃんの家いえでお泊とまり会かいを楽し[たの]みました。おばあちゃんは「昔むかし、この辺あたりでは、ばこつが出でたら供養くようをすると良よいって言いわれていたわ」と教おしえてくれました。その夜よる、二人ふたりは窓まどの外そとを見みながら、ばこつが本当ほんとうにいるのかとワクワクしていました。

クライマックス

次つぎの日ひの夕方ゆうがた、陽太ようたは友達ともだちの勇気ゆうきを借かりて、古ふるい道みちを探たん検けんすることに決きめました。琴美ことみも一緒いっしょに行いくことになり、三人さんにんは慌あわてず騒さわがずに歩あるき始はじめました。

道みちを歩あるいていると、突然とつぜん静しずかになり、木々きぎの間あいだから何なにかが動うごく音おとが聞きこえてきました。「あっ!」と驚おどろくと、そこには本当にばこつが立たっていたのです。陽太ようたは「ばこつだ!」と叫さけびましたが、琴美ことみは不思議ふしぎと怖こわくなく、むしろ優やさしい気持きもちになりました。

結末

ばこつを見みた三人さんにんは、おばあちゃんから教おしわった方法ほうほうで手てを合わせ、心こころを込こめて供養くようしました。すると、ばこつの姿すがたはだんだん薄うすれ、やがて消きえてしまいました。

家いえに帰かえると、おばあちゃんは三人さんにんを優やさしく迎むかえ入いれ、「よく頑張がんばったね」と褒ほめてくれました。陽太ようたと琴美ことみは、ばこつとの冒険ぼうけんを通つうじて、畜生ちくしょう供養くようの大切たいせつさを学まなんだのでした。

参
まめちしき

おもしろい豆知識

  1. ばこつは、朽くちた馬うまの骨ほねが妖気ようきを帯おびて現あらわれる妖怪ようかいです。

  2. 土佐とさ国こくに伝つたわる妖怪ようかいで、江戸えど期きの絵巻えまきにも描えがかれています。

  3. ばこつは、供養くようをすることでその姿すがたを消けすことができるといわれています。

大切なこと

この物語ものがたりから、命いのちあるものへの感謝かんしゃと供養くようの大切たいせつさを学まなぶことができます。畜生ちくしょう供養くようを通とおじて、全すべての命いのちに対たいする思おもいやりの心こころを育そだてましょう。

肆
きをつけて

気をつけること

夜道よみちで骨ほねを見みたら、そっと供養くようの気持きもちを送おくってみよう。驚おどろかないで、静しずかに心こころを込こめると良よいことが起おこるかも。

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