波山ばさんと夏休なつやすみの夜よるの冒険ぼうけん

👶 5-10歳向け
🌟 波山のお話
波山(読み方:ばさん)の子供向けイラスト - 波山ばさんと夏休なつやすみの夜よるの冒険ぼうけん

🌟 波山って?

波山ばさんは伊予いよの怪鳥かいちょうで赤あかい鶏冠とさかを持もち火ひを吐はきますが熱あつくありません。

📖 お話

はじまり

夏休なつやすみのある夜よる、健たけしはおじいちゃんの住すむ村むらへ遊あそびに行いきました。村むらの夜よるは星ほしがたくさん見みえて、空そら一面いちめんがキラキラ光ひかっていました。ある夜よる、健たけしは布団ふとんの中なかで村むらの昔むかし話ばなしをおじいちゃんから聞きいていました。それは、波山ばさんという不思議ふしぎな怪鳥かいちょうの話はなしです。

展開

おじいちゃんは言いいました。「波山ばさんはね、赤あかい鶏冠とさかを持もち、夜よるになると山奥やまおくの竹薮たけやぶから現あらわれるんじゃ。火ひを吐はくが、熱あつくないから安心あんしんしてな。」その話はなしを聞きいて、健たけしはますます興味きょうみが湧わいてきました。彼かれは「僕ぼくも波山ばさんを見みに行いきたい!」と言いいました。

クライマックス

翌晩よくばん、健たけしは懐中かいちゅう電灯でんとうを持もち、竹薮たけやぶの方ほうに向むかいました。すると、遠とおくから「ばさばさ」という羽音はおとが聞きこえてきます。健たけしはどきどきしながら音おとを頼たよりに進すすんで行いきました。すると、突然とつぜん、目めの前まえに赤あかい光ひかりがちらつき、波山ばさんが現あらわれました!

健たけしは驚おどろいたけれど、怖こわくはありませんでした。波山ばさんの火ひはまるで小ちいさな星ほしのように美うつくしいのです。波山ばさんは羽はばたきながら空そらへ消きえていきました。健たけしはその光景こうけいに感動かんどうし、少すこしの間あいだその場ばに立たっていました。

結末

村むらへ戻もどった健たけしはおじいちゃんに波山ばさんを見みた話はなしをしました。おじいちゃんはにっこり笑わらいながら「それは貴重きちょうな体験たいけんじゃな。波山ばさんは村むらを守まもってくれる友ともだちかもしれんのう」と言いいました。その夜よる、健たけしは波山ばさんのことを夢ゆめに見みて、ぐっすりと眠ねむりました。

🎯 おもしろい豆知識

1

波山ばさんは実害じつがいがない優やさしい妖怪ようかいです。

2

波山ばさんの火ひは狐火きつねびに似にていて熱あつくないです。

3

伊予いよの山奥やまおくに潜ひそんでいると言いわれます。

✨ 大切なこと

物事ものごとを見みた目めに惑まどわされず本質ほんしつを見みることが大切たいせつです。波山ばさんは怖こわい見みた目めでも優やさしいことを教おしえてくれます。

⚠️ 気をつけること

夜道よみちで赤あかい光ひかりを見みたら波山ばさんかもしれません。驚おどろかずに静しずかに観察かんさつしてみましょう。

このページは5-10歳のお子様におすすめです

🎨 かわいい妖怪と一緒に楽しく学ぼう!

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