河童と
河童は水の近くに住む妖怪で、きゅうりが大好きな不思議な生き物です。
ある夏の暑い日、小さな村の子どもたちは川で遊んでいました。元気いっぱいの太郎と花子は、冷たい水が心地よく、川辺でくるくる回っていました。
すると、ふと水中から何かが浮かび上がってきました。それは河童でした。河童は緑色の甲羅を背負い、小さな手足には水掻きがついていました。太郎はびっくりしましたが、花子は怖がることなく、河童に話しかけました。「こんにちは、河童さん。君は何をしているの?」
河童は少し恥ずかしそうにしながらも、「ぼくはきゅうりが大好きなんだ。今日はきゅうりを探しに来たんだよ」と答えました。
それを聞いた太郎と花子は、家に帰ると、お母さんにお願い[おねが]してたくさんのきゅうりをもらいました。川辺に戻ると、河童はとても嬉しそうに笑いました。「みんなできゅうりパーティーをしよう!」と河童が提案しました。
子どもたちと河童は、川辺できゅうりを食べながら、楽しい時間を過ごしました。河童の話をたくさん聞いたり、いっしょに川遊びをしたりしました。
その日から子どもたちは、河童と友だちになりました。村の人たちは、河童が村を守ってくれると信じ、みんなで河童に感謝しました。子供たちは、川で遊ぶときはきゅうりを持って行き、河童と楽しい時間を過ごしました。
友だちを作るには、相手の好きなことを知り、いっしょに楽しい時間を過ごすことが大切です。河童とのきゅうりパーティーのように、思いやりを持つと良い関係を築けます。
川で遊ぶときは、きゅうりを持っていくと河童が喜びます。突然の出会いに備えて、きゅうりを忍ばせておくといいかもしれませんよ。
3-12
このページは3-12歳のお子様におすすめです
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