妖怪キッズ
沓頬(読み方:くつつら)の子供向けイラスト

くつつらと瓜うりの不思議ふしぎな一日いちにち

沓頬・くつつら
3-12歳向け沓頬のお話
壱
はじまり

沓頬って?

くつつらというふしぎな妖怪が、子供たちの畑に現れて、瓜を食べてしまいます。みんなで知恵をしぼって、くつつらを退けるお話です。

弐
おはなし

お話

はじまり

ある夏なつの暑あつい日ひ、村むらの子こどもたちは元気げんきよく畑はたけへ向むかいました。畑では大おおきな瓜うりがすくすく育そだっていて、もうすぐ収穫しゅうかくの時期じきを迎むかえるところでした。子どもたちは瓜の大おおきさを競きそったり、どの瓜が一番いちばん甘あまそうか話はなしたりして楽し[たの]んでいました。

展開

ところが、ある日ひ、畑に行くと目を疑うたがうような光景こうけいがありました。瓜の葉はが食たべられ、地面じめんには散ちらばった瓜の皮かわが残のこっていたのです。子こどもたちはびっくりして、「どうしてこんなことになったんだろう?」と顔かおを見み合わせました。

そのとき、畑の隅すみで何かが動うごいているのを見みつけました。そこには、沓くつを載のせた不思議ふしぎな姿すがたをした妖怪ようかい、くつつらがいたのです。子どもたちはくつつらに向むかって「どうして瓜を食べるの?」と聞ききました。くつつらは小さ[ちいさ]な声こえで「瓜が大好だいすきなんだ」と答こたえました。

クライマックス

子どもたちは困こまってしまいました。どうすれば畑を守まもれるのでしょうか。そこで、近ちかくの神社じんじゃに行いき、守まもり神がみの石像せきぞうに相談そうだんしました。すると、神社の小さな札ふだを畑に置おけば、くつつらは瓜を食べなくなると教おしえてくれました。

子どもたちは早速さっそく、神社の札を畑に置きました。そして次の日ひの朝あさ、畑に行くと、くつつらの姿すがたは消きえていました。畑の瓜は無事ぶじです。子どもたちはほっとして、「やった!守まもれたよ!」と喜よろこびました。

結末

それからというもの、子どもたちは毎日まいにち畑に行き、瓜を大切たいせつに育そだてました。くつつらが再ふたたび現あらわれないよう、神社の札を大事だいじに守まもり続つづけました。村の大人おとなたちも子どもたちの努力どりょくを見守みまもり、畑が豊ゆたかに実みのる姿を喜よろこびました。

こうして村の畑は無事ぶじに収穫しゅうかくを迎むかえ、みんなで楽たのしい収穫祭しゅうかくさいを開ひらくことができました。子どもたちは、この出来事できごとを通つうじて大切たいせつな何かを学まなんだようです。

参
まめちしき

おもしろい豆知識

  1. くつつらは浅あさ沓ぐつの上に載のる不思議ふしぎな妖怪ようかいです。

  2. 瓜うりを食べる妖怪ようかいとして、中国ちゅうごくの故事こじが元もとになっています。

  3. 百器徒然袋ひゃっきつれづれぶくろという古ふるい絵本えほんに登場とうじょうします。

  4. くつつらは実際じっさいに出没しゅつぼつする場所ばしょが不明ふめいで、珍めずらしい妖怪ようかいです。

大切なこと

村の子どもたちは、共同きょうどうで問題もんだいを解決かいけつし、協力きょうりょくの大切たいせつさを学まなびました。みんなで力ちからを合わせれば、大おおきな困難こんなんも乗のり越こえられるということを知しりました。

肆
きをつけて

気をつけること

もし畑で不思議ふしぎなものを見みたら、そっと見守みまもろう。くつつらは、実は優やさしい妖怪ようかいかもしれません。

次は どの妖怪に会う?

気になる子をタップしてね

このページは3-12歳のお子様におすすめです。
もっと詳しく知りたい場合は ↓

おうちの方へ
沓頬の大人向けページのイラスト

沓頬の詳しい伝承