くつつらとうり不思議ふしぎ一日いちにち

👶 3-12歳向け
🌟 沓頬のお話
沓頬(読み方:くつつら)の子供向けイラスト - くつつらと瓜[うり]の不思議[ふしぎ]な一日[いちにち]

🌟 沓頬って?

くつつらというふしぎな妖怪が、子供たちの畑に現れて、瓜を食べてしまいます。みんなで知恵をしぼって、くつつらを退けるお話です。

📖 お話

はじまり

あるなつあつむらどもたちは元気げんきよくはたけかいました。畑ではおおきなうりがすくすくそだっていて、もうすぐ収穫しゅうかく時期じきむかえるところでした。子どもたちは瓜のおおきさをきそったり、どの瓜が一番いちばんあまそうかはなしたりして楽し[たの]んでいました。

展開

ところが、ある、畑に行くと目をうたがうような光景こうけいがありました。瓜のべられ、地面じめんにはらばった瓜のかわのこっていたのです。どもたちはびっくりして、「どうしてこんなことになったんだろう?」とかお合わせました。

そのとき、畑のすみで何かがうごいているのをつけました。そこには、くつせた不思議ふしぎ姿すがたをした妖怪ようかい、くつつらがいたのです。子どもたちはくつつらにかって「どうして瓜を食べるの?」ときました。くつつらは小さ[ちいさ]なこえで「瓜が大好だいすきなんだ」とこたえました。

クライマックス

子どもたちはこまってしまいました。どうすれば畑をまもれるのでしょうか。そこで、ちかくの神社じんじゃき、まもがみ石像せきぞう相談そうだんしました。すると、神社の小さなふだを畑にけば、くつつらは瓜を食べなくなるとおしえてくれました。

子どもたちは早速さっそく、神社の札を畑に置きました。そして次のあさ、畑に行くと、くつつらの姿すがたえていました。畑の瓜は無事ぶじです。子どもたちはほっとして、「やった!まもれたよ!」とよろこびました。

結末

それからというもの、子どもたちは毎日まいにち畑に行き、瓜を大切たいせつそだてました。くつつらがふたたあらわれないよう、神社の札を大事だいじまもつづけました。村の大人おとなたちも子どもたちの努力どりょく見守みまもり、畑がゆたかにみのる姿をよろこびました。

こうして村の畑は無事ぶじ収穫しゅうかくむかえ、みんなでたのしい収穫祭しゅうかくさいひらくことができました。子どもたちは、この出来事できごとつうじて大切たいせつな何かをまなんだようです。

🎯 おもしろい豆知識

1

くつつらはあさぐつの上に不思議ふしぎ妖怪ようかいです。

2

うりを食べる妖怪ようかいとして、中国ちゅうごく故事こじもとになっています。

3

百器徒然袋ひゃっきつれづれぶくろというふる絵本えほん登場とうじょうします。

4

くつつらは実際じっさい出没しゅつぼつする場所ばしょ不明ふめいで、めずらしい妖怪ようかいです。

✨ 大切なこと

村の子どもたちは、共同きょうどう問題もんだい解決かいけつし、協力きょうりょく大切たいせつさをまなびました。みんなでちからを合わせれば、おおきな困難こんなんえられるということをりました。

⚠️ 気をつけること

もし畑で不思議ふしぎなものをたら、そっと見守みまもろう。くつつらは、実はやさしい妖怪ようかいかもしれません。

このページは3-12歳のお子様におすすめです

🎨 かわいい妖怪と一緒に楽しく学ぼう!

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