ゆきよる出会であった蓑草鞋みのわらじ

👶 5-10歳向け
🌟 蓑草鞋のお話
蓑草鞋(読み方:みのわらじ)の子供向けイラスト - 雪[ゆき]の夜[よる]に出会[であ]った蓑草鞋[みのわらじ]

🌟 蓑草鞋って?

蓑草鞋みのわらじは、ふる道具どうぐ妖怪ようかいになったもので、ゆきよる竹林たけばやしあらわれます。

📖 お話

はじまり

あるふゆよる小学生しょうがくせいのゆうたくんは、家族かぞく一緒いっしょちかくの神社じんじゃくことになりました。神社じんじゃでは毎年まいとし雪見ゆきみまつりがひらかれ、おおくのひとあたたかい甘酒あまざけやおもちたのしみにあつまります。

展開

ゆうたくんは、みち途中とちゅうゆき竹林たけばやしがきらきらとひかっているのをて、おもわずあしめました。「あれ、きれいだなぁ」とつぶやくと、一緒いっしょにいた友達ともだちのあきらくんも興味きょうみち、「ちょっとってみようよ」とさそいました。

二人ふたり竹林たけばやしなかはいり、しずかにあるはじめました。すると、ゆきなかから不思議ふしぎおとこえてきます。「シャシャ、カラカラ」というおとは、まるでだれかがあるいているようでした。

クライマックス

おとのするほうちかづくと、二人ふたりはびっくりしました。そこには、ふるびたみのをまとい、草鞋わらじいた妖怪ようかいっていたのです。妖怪ようかいは、くわかついでおり、やさしそうなかお二人ふたりていました。

「こんにちは、ぼく蓑草鞋みのわらじだよ。きみたちがゆきを楽し[たの]んでいる様子ようすたんだ」と蓑草鞋みのわらじいました。そのこえやさしく、二人ふたり安心あんしんしました。「ぼくたちも、ゆき大好だいすきなんです!」とゆうたくんがこたえました。

結末

蓑草鞋みのわらじは、長年ながねん使つかわれたみの草鞋わらじ霊性れいせい妖怪ようかいになったことをはなし、二人ふたりに「もの大切たいせつにすることの大事だいじさ」をかちいました。そのあと蓑草鞋みのわらじは「またおうね」とって、ゆきなかえていきました。

ゆうたくんとあきらくんは、家族かぞく神社じんじゃもどり、今日きょう出会であいをうれしそうにはなしました。二人ふたりは、これからももの大切たいせつにしようとこころめたのでした。

🎯 おもしろい豆知識

1

蓑草鞋みのわらじは、農具のうぐ雨具あまぐ妖怪ようかいになったものです。

2

ふる道具どうぐは、使つか見守みまもるために妖怪ようかいになることがあります。

3

蓑草鞋みのわらじは、平和へいわゆきよるあらわれるといわれています。

✨ 大切なこと

もの大切たいせつにすることで、なが時間じかん一緒いっしょごしたり、おもをたくさんつくれます。もの大切たいせつにするこころそだてましょう。

⚠️ 気をつけること

ゆきよる竹林たけばやしあるくときは、慎重しんちょうに。妖怪ようかい足跡あしあとつけたら、そのさきなにがあるかかんがえてみよう。

このページは5-10歳のお子様におすすめです

🎨 かわいい妖怪と一緒に楽しく学ぼう!

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