妖怪キッズ
蓑草鞋(読み方:みのわらじ)の子供向けイラスト

雪ゆきの夜よるに出会であった蓑草鞋みのわらじ

蓑草鞋・みのわらじ
5-10歳向け蓑草鞋のお話
壱
はじまり

蓑草鞋って?

蓑草鞋みのわらじは、古ふるい道具どうぐが妖怪ようかいになったもので、雪ゆきの夜よるに竹林たけばやしに現あらわれます。

弐
おはなし

お話

はじまり

ある冬ふゆの夜よる、小学生しょうがくせいのゆうたくんは、家族かぞくと一緒いっしょに近ちかくの神社じんじゃに行いくことになりました。神社じんじゃでは毎年まいとし、雪見ゆきみの祭まつりが開ひらかれ、多おおくの人ひとが温あたたかい甘酒あまざけやお餅もちを楽たのしみに集あつまります。

展開

ゆうたくんは、道みちの途中とちゅうで雪ゆきの竹林たけばやしがきらきらと光ひかっているのを見みて、思おもわず足あしを止とめました。「あれ、きれいだなぁ」と呟つぶやくと、一緒いっしょにいた友達ともだちのあきらくんも興味きょうみを持もち、「ちょっと見みに行いってみようよ」と誘さそいました。

二人ふたりは竹林たけばやしの中なかに入はいり、静しずかに歩あるき始はじめました。すると、雪ゆきの中なかから不思議ふしぎな音おとが聞きこえてきます。「シャシャ、カラカラ」という音おとは、まるで誰だれかが歩あるいているようでした。

クライマックス

音おとのする方ほうに近ちかづくと、二人ふたりはびっくりしました。そこには、古ふるびた蓑みのをまとい、草鞋わらじを履はいた妖怪ようかいが立たっていたのです。妖怪ようかいは、鍬くわを担かついでおり、やさしそうな顔かおで二人ふたりを見みていました。

「こんにちは、僕ぼくは蓑草鞋みのわらじだよ。君きみたちが雪ゆきを楽し[たの]んでいる様子ようすを見みに来きたんだ」と蓑草鞋みのわらじは言いいました。その声こえは優やさしく、二人ふたりは安心あんしんしました。「僕ぼくたちも、雪ゆきが大好だいすきなんです!」とゆうたくんが答こたえました。

結末

蓑草鞋みのわらじは、長年ながねん使つかわれた蓑みのや草鞋わらじが霊性れいせいを得えて妖怪ようかいになったことを話はなし、二人ふたりに「物ものを大切たいせつにすることの大事だいじさ」を分わかち合あいました。その後あと、蓑草鞋みのわらじは「また会あおうね」と言いって、雪ゆきの中なかに消きえていきました。

ゆうたくんとあきらくんは、家族かぞくの待まつ神社じんじゃに戻もどり、今日きょうの出会であいを嬉うれしそうに話はなしました。二人ふたりは、これからも物ものを大切たいせつにしようと心こころに決きめたのでした。

参
まめちしき

おもしろい豆知識

  1. 蓑草鞋みのわらじは、農具のうぐや雨具あまぐが妖怪ようかいになったものです。

  2. 古ふるい道具どうぐは、使つかい手てを見守みまもるために妖怪ようかいになることがあります。

  3. 蓑草鞋みのわらじは、平和へいわな雪ゆきの夜よるに現あらわれるといわれています。

大切なこと

物ものを大切たいせつにすることで、長ながい時間じかん一緒いっしょに過すごしたり、思おもい出でをたくさん作つくれます。物ものを大切たいせつにする心こころを育そだてましょう。

肆
きをつけて

気をつけること

雪ゆきの夜よるに竹林たけばやしを歩あるくときは、慎重しんちょうに。妖怪ようかいの足跡あしあとを見みつけたら、その先さきに何なにがあるか考かんがえてみよう。

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