妖怪キッズ
飯笥(読み方:みしげー)の子供向けイラスト

ミシゲーと沖縄おきなわの不思議ふしぎな夜よる

飯笥・みしげー
3-12歳向け飯笥のお話
壱
はじまり

飯笥って?

沖縄の古道具が、夜に音楽を奏でて遊ぶお話。物を大切にする心を学びます。

弐
おはなし

お話

はじまり

夏なつの沖縄おきなわでは、夜よるになると涼すずしい風かぜが吹ふき始はじめます。ある夜よる、小学しょうがく三年生さんねんせいのタケル君くんは、窓まどから聞きこえてくる不思議ふしぎな音おとに耳みみを傾かたむけました。どこかで三線さんしんのような音おとが聞きこえてきます。「あれはどこから聞きこえてくるんだろう?」タケル君くんは、不思議ふしぎに思おもって外そとに出でてみました。

展開

外そとに出でたタケル君くんは、音おとがごみ捨すて場ばの方ほうから聞きこえてくることに気づきました。音おとに導みちびかれるように進すすんでいくと、そこには古ふるびた飯笥みしげーや器うつわたちが楽し[たの]しそうに踊おどり、音楽おんがくを奏かなでていたのです。「なんて不思議ふしぎなんだ!」タケル君くんは目めを丸まるくして驚おどろきました。

クライマックス

飯笥みしげーたちは、タケル君くんを見みると、さらに楽たのしい音楽おんがくを奏かなで始はじめました。「君きみも一緒いっしょに踊おどらないかい?」と声こえが聞きこえた気きがして、タケル君くんは思おもわず手てを叩たたきながら踊おどり始はじめました。時間じかんを忘わすれるほど楽たのしい夜よるを過すごしたタケル君くんですが、気きがつくと夜よるが明あけ始はじめていました。飯笥みしげーたちは散ちり散ぢりに消きえて、そこには静しずかな夜明よあけが残のこりました。

結末

家いえに戻もどったタケル君くんは、お母かあさんにこの不思議ふしぎな出来事できごとを話はなしました。「それはきっと飯笥みしげーたちが、物ものを大切たいせつに使つかってほしいというメッセージだったのね」とお母かあさんは微笑ほほえみました。それ以来いらい、タケル君くんは古ふるい物ものも大切たいせつに使つかうように心こころがけるようになりました。

参
まめちしき

おもしろい豆知識

  1. 飯笥みしげーは沖縄おきなわの固有こゆうの妖怪ようかいです。

  2. 付喪神つくもがみは100年ねんを過すぎた道具どうぐが妖怪ようかいになると言いわれます。

  3. 古道具ふるどうぐを大切たいせつにすることが、妖怪ようかいを生いかさない秘訣ひけつです。

大切なこと

物ものを大切たいせつにすることで、長ながく楽し[たの]むことができるという教訓きょうくんです。古ふるい物ものにも愛情あいじょうを持もつことが大切たいせつです。

肆
きをつけて

気をつけること

夜よるにごみ捨すて場ばの音楽おんがくが聞きこえたら、それは飯笥みしげーの集あつまりかも。静しずかに観察かんさつしてみましょう。

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