木魚達磨ねむらないよる

👶 3-12歳向け
🌟 木魚達磨のお話
木魚達磨(読み方:もくぎょだるま)の子供向けイラスト - 木魚達磨とねむらない夜[よる]

🌟 木魚達磨って?

木魚達磨はてら木魚もくぎょとしを取り[とり]妖怪ようかいになったもので、よるけて見守る[みまもる]妖怪ようかいです。

📖 お話

はじまり

ある小学校しょうがっこう三年生さんねんせいのゆうたくんは、おばあちゃんと一緒いっしょにおてらきました。おてらには、いえちかくにあるふるかねがあり、そこに毎年まいとし夏祭なつまつりがひらかれます。ゆうたくんは、木魚もくぎょという仏具ぶつぐ興味きょうみち、どうしてでできているのかをおばあちゃんにきました。

おばあちゃんは微笑ほほえみながらこたえました。「木魚もくぎょはね、さかなねむらない動物どうぶつだとわれていて、修行僧しゅぎょうそうねむらないようにつくられたんだよ。そして、木魚もくぎょふるくなって妖怪ようかいになると、木魚達磨もくぎょだるまという妖怪ようかいになるんだよ。」

展開

そのよる、ゆうたくんはどうしても木魚達磨もくぎょだるまってみたくなりました。よるになると、いえまわりはしずかになり、つきひかり々をらしていました。ゆうたくんは、そっといえて、おてらほうかいました。

てらくと、ゆうたくんはおどうなかはいり、木魚もくぎょがある場所ばしょきました。木魚もくぎょしずかにそこにすわっていましたが、ふとけたようにえました。おどろいたゆうたくんうしろにがると、木魚達磨もくぎょだるましずかにゆうたくんかたりかけました。

「ゆうたくんよるしずかでいいね。でも、子供こどもたちはねむらなきゃいけない時間じかんだよ。よる出来事できごとは、ゆめなかたのしもうね。」

クライマックス

木魚達磨もくぎょだるまやさしいこえつつまれ、ゆうたくん安心あんしんしました。「ありがとう、木魚達磨もくぎょだるま。でも、どうしてきみよるけるの?」といました。

木魚達磨もくぎょだるまわらって、「それはね、みんなが安心あんしんしてねむれるように見守みまもっているからだよ。それに、修行しゅぎょうをするひとたちが頑張がんばっているかもしれないからね。」とこたえました。

結末

その言葉ことば心温こころあたたまったゆうたくんは、いえかえることにしました。そして、木魚達磨もくぎょだるまに「またえるといいな」とってわかれをげ、ねむりにつきました。

つぎあさ、ゆうたくんはおばあちゃんに昨夜さくや出来事できごとはなしました。おばあちゃんは笑顔えがおで、「それはゆめだったね。でも、よる一人ひとり出歩であるくのはけなくちゃ」とやさしく注意ちゅういしました。

ゆうたくんは、これからも木魚達磨もくぎょだるま見守みまもってくれていることをおもしながら、安心あんしんしてよるむかえるのでした。

🎯 おもしろい豆知識

1

木魚もくぎょさかなかたちしているためその名前なまえけられました。

2

達磨だるまねむらずに九年きゅうねんかん修行しゅぎょうしたわれています。

3

木魚達磨もくぎょだるまてら守護者しゅごしゃしてしたしまれています。

✨ 大切なこと

よるしずかで大切たいせつ時間じかんであること。安心あんしんしてねむることでこころからだ元気げんきになります。見守みまもられている安心感あんしんかん感じよう。

⚠️ 気をつけること

よるそとあるくときは、木魚達磨もくぎょだるま見守みまもってくれるけど、やっぱりいえねむるのが一番いちばん安全あんぜん

このページは3-12歳のお子様におすすめです

🎨 かわいい妖怪と一緒に楽しく学ぼう!

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