麦殿大明神の
麦殿大明神の
むぎどのだいみょうじんは、えどじだいにましんをおさえるためのしゅごしんとしてかんしゃされました。
あるところに、たくやという元気な男の子が住んでいました。たくやは毎日、友だちと公園で遊ぶのが大好きです。しかし、今年の春、町ではましんが流行していました。たくやのお母さんは心配して、「むぎどのだいみょうじんのえを家に貼っておきましょう」と言いました。
たくやはお母さんと一緒に商店街のお店に行き、むぎどのだいみょうじんのえを買いました。そのえには、大きなぶきみな鬼が描かれていて、その鬼を勇敢に踏みつけるむぎどのだいみょうじんの姿がありました。「このえを見ていると、ましんを怖がらなくてもいいね」とたくやは思いました。
ある日、たくやの学校でもましんが流行し始め、何人かの友だちが休んでしまいました。たくやは家に帰ると、むぎどのだいみょうじんのえを見ながら、「どうか、みんなが早く元気になりますように」と心の中でお祈りしました。
数日後、ましんは少しずつ治まり、友だちも学校に戻ってきました。たくやと友だちは、また公園で元気に遊ぶことができました。「むぎどのだいみょうじんのおかげで、みんな元気になったんだね」と、たくやは笑顔を浮かべました。それからも毎日、むぎどのだいみょうじんのえを大事にし続けました。
むぎどのだいみょうじんは、ましんを退けするための守護神です。
えどじだいに多くの家で、この神様のえが使われました。
ましんはおそろしい病気として、みんなでお祈りしました。
むぎどのだいみょうじんのえは、困難なときに心の支えとなることを教えています。困ったときは、何かに頼ることも大事です。
むぎどのだいみょうじんのえを見たら、病気を遠ざける力があるかもしれないよ。えを見て安心しよう。
このページは5-10歳のお子様におすすめです
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