しょうきさまは
しょうきは中国からきた魔除けの神様で、日本でも病気を追い払ってくれるよ。
むかし、ある町に一人の元気な男の子がいました。名前はたける君です。たける君はいつも放課後に友達と公園で遊ぶのが大好きでした。ある日、たける君は学校で風邪をひいてしまい、しばらくは家でお休みをすることに。
たける君が家で寝ていると、おばあちゃんが部屋に入ってきました。「たける、しんぱいしないで。おばあちゃんは魔除けのしょうきを知っているんだよ」と言いました。たける君は「しょうきってなに?」と聞き返しました。おばあちゃんは、「しょうきさまは鬼を追い払ってくれる神様で、中国から来たんだよ」と話しました。
ある夜、たける君は不思議な夢を見ました。夢の中で、しょうきさまが長い髭をたくわえて現れました。しょうきさまは大きな声で「たける、病気の鬼を追い払うぞ!」と言って、剣を高く振りました。その瞬間、たける君の夢の中にいた鬼たちは恐れて逃げ出しました。
次の朝、たける君はすっかり元気になっていました。「しょうきさまのおかげで風邪が治ったよ!」とおばあちゃんに話しました。おばあちゃんは微笑みながら「ほんとうに良かったね。しょうきさまはいつも見守ってくれているんだよ」と言いました。その日から、たける君はしょうきさまをもっと大切に思うようになりました。
春の端午の節句には、たける君の家にもしょうきさまの人形が飾られるようになりました。そして、たける君はその人形を見るたびに、元気に遊べることに感謝していました。
しょうきさまは長い髭をはやしています。
しょうきさまは鬼を追い払うために剣を使います。
中国では夢に出て病気を治す話があります。
日本では端午の節句にしょうきさまを飾ります。
京都では屋根にしょうきさまの像を置くことがあります。
健康はとても大切です。しょうきさまのように、みんなが元気でいられるように支え合いましょう。そして、小さなことにも感謝する心を持ちましょう。
しょうきさまは夢に現れて助けてくれることもあります。だから、怖い夢を見たときも安心して、何かが良いことを知らせてくれるかもしれませんよ。
このページは3-12歳のお子様におすすめです
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