妖怪キッズ
硯の魂(読み方:すずりのたましい)の子供向けイラスト

すずりのたましいと不思議ふしぎな海うみ

硯の魂・すずりのたましい
3-12歳向け硯の魂のお話
壱
はじまり

硯の魂って?

すずりのたましいは古ふるい硯すずりに住すむ霊れいです。昔むかしの戦たたかいの様子ようすを見みせてくれるんだよ。

弐
おはなし

お話

はじまり

下関しものせきの小ちいさな町まちに住すむ一郎いちろうくんは、ある日ひおじいさんの家いえに遊あそびに行いきました。おじいさんは昔話むかしばなしが大好だいすきで、いつも興味深きょうみぶかい話はなしを聞きかせてくれます。

その日ひも、一郎いちろうくんはおじいさんの部屋へやで、古ふるい硯すずりを見みつけました。「これ、なに?」と一郎いちろうくんが尋たずねると、おじいさんはにっこり笑わらってこう言いいました。「それは、すずりのたましいが宿やどる硯すずりだよ。」

展開

おじいさんは硯すずりを手てに取とり、一郎いちろうくんに説明せつめいしました。「この硯すずりに向むかって『平家物語へいけものがたり』を読よむと、不思議ふしぎなことが起おこるんだ。」

一郎いちろうくんはわくわくしながら、おじいさんと一緒いっしょに硯すずりの前まえに座すわりました。おじいさんが本ほんを読よみ始はじめると、硯すずりの面めんがまるで海うみのように波なみ立だち始はじめました。

クライマックス

驚おどろいたことに、硯すずりの上うえに小ちいさな甲冑かっちゅうを着きた武者むしゃたちが現あらわれ、源平げんぺいの合戦かっせんの様子ようすを見みせてくれたのです。一郎いちろうくんはその小ちいさくも生いき生いきとした戦たたかいの光景こうけいに夢中むちゅうになりました。

結末

おじいさんが本ほんを読よみ終おえると、硯すずりの波なみはすっと消きえ、いつもの石いしの硯すずりに戻もどりました。一郎いちろうくんはその不思議ふしぎな体験たいけんに、心こころから感動かんどうしました。

家いえに帰かえった一郎いちろうくんは、友ともだちにすずりのたましいの話はなしをしました。みんなもその話はなしに興味津々きょうみしんしんで、次つぎは自分じぶんたちもおじいさんの家いえに行いってみたいと言いいます。

このように、一郎いちろうくんはおじいさんとの素敵すてきな思おもい出でを大切たいせつにしました。

参
まめちしき

おもしろい豆知識

  1. すずりのたましいは長ながく使つかわれた硯すずりに住すむことが多おおいよ。

  2. 源平げんぺい合戦かっせんは1185年ねんに壇ノ浦だんのうらで行おこなわれたんだ。

  3. 硯すずりの波なみは時々ときどき本物ほんものの海うみのように見みえるんだ。

大切なこと

昔むかしの物語ものがたりや歴史れきしに興味きょうみを持もつと、いろいろなことを学まなべるよ。物ものを大切たいせつにする気持きもちが新あたらしい発見はっけんを生うむかもしれないね。

肆
きをつけて

気をつけること

すずりのたましいを見みるためには、静しずかに心こころを落おち着つけてみよう。驚おどろくことがあっても、飛とび跳はねないでね。

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