妖怪キッズ
松明丸(読み方:たいまつまる)の子供向けイラスト

松明丸たいまつまるとかくれんぼ

松明丸・たいまつまる
5-10歳向け松明丸のお話
壱
はじまり

松明丸って?

松明丸は山やまの中なかで光ひかりを放はなつ鳥とりの妖怪ようかい。夜よるに人ひとを迷まよわせると言いわれています。

弐
おはなし

お話

はじまり

ある夏なつの夜よる、小ちいさな村むらの神社じんじゃでは、子供こどもたちがかくれんぼをしていました。ケンタとミサキは仲良なかよしの友達ともだちで、一緒いっしょに遊あそぶのが大好だいすきでした。その夜よる、満月まんげつが大空おおぞらに輝かがやいていました。神社じんじゃの境内けいだいには、虫むしたちの鳴なき声ごえが響ひびき、涼すずしい風かぜが木々きぎの間あいだを通とおり抜ぬけていきます。

展開

ケンタは大おおきな木きの後うしろに隠かくれて、ミサキを探さがすのを待まっていました。そのとき、遠とおくから不思議ふしぎな光ひかりが現あらわれました。「なんだろう?」ケンタは思おもいました。それはまるで、誰だれかが提灯ちょうちんを持もって歩あるいているかのようでしたが、光ひかりは上下じょうげに動うごき、奇妙きみょうな踊おどりを見みせています。

ミサキもその光ひかりに気きづき、ケンタのもとへ駆かけ寄よりました。「ケンタ、あの光ひかり、見みたことある?」と彼女かのじょが尋たずねると、ケンタは首くびを横よこに振ふりました。「初はじめて見みたよ。でも、何なにか面白おもしろそうだね。」

クライマックス

二人ふたりは、光ひかりを追おいかけることにしました。光ひかりは、神社じんじゃの森もりの中なかへと誘さそい込こむように動うごきます。しばらく歩あるくと、光ひかりは突然とつぜん消きえてしまいました。しかし、そこで彼らは一羽いちわの鳥とりに出会であいました。その鳥とりは口くちと爪つめに小ちいさな炎ほのおをまとった、松明丸たいまつまるでした。

松明丸たいまつまるは二人ふたりを見みると、くるりと舞まい踊おどりながら、優やさしい光ひかりを放はなちました。「君きみたちを迷まよわせるつもりはなかったんだ。ただ一緒いっしょに遊あそびたかっただけだよ。」と、松明丸たいまつまるは声こえを出だしました。

結末

ケンタとミサキは驚おどろきましたが、松明丸たいまつまるの優やさしい光ひかりを感じて、笑顔えがおになりました。「また一緒いっしょに遊あそんでくれる?」とミサキが尋たずねると、松明丸たいまつまるは大おおきくうなずきました。

それ以来いらい、松明丸たいまつまるは子供こどもたちの友達ともだちとなり、神社じんじゃの森もりで楽たのしい時間じかんを過すごしました。夜よるが来くるたびに、神社じんじゃの森もりは不思議ふしぎな光ひかりでいっぱいになり、子供こどもたちはそれを楽しみました。

参
まめちしき

おもしろい豆知識

  1. 松明丸たいまつまるは、百器徒然袋ひゃっきつれづれぶくろに登場とうじょうします。

  2. 光ひかりを放はなつ鳥とりの妖怪ようかいです。

  3. 天狗てんぐ礫つぶての光ひかりと関連かんれんがあります。

大切なこと

友達ともだちとの遊あそびは心こころを温あたたかくし、新あたらしい友達ともだちとの出会であいも大切たいせつです。自然しぜんの中なかには様々さまざまな驚おどろきがあります。

肆
きをつけて

気をつけること

山やまや森もりでは、光ひかりに注意ちゅういして迷まよわないように気きをつけましょう。松明丸たいまつまるが遊あそびたがっているかも。

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