妖怪キッズ
狸囃子(読み方:たぬきばやし)の子供向けイラスト

たぬきばやしのふしぎなよる

狸囃子・たぬきばやし
5-10歳向け狸囃子のお話
壱
はじまり

狸囃子って?

たぬきばやしは、よるになるとふえやたいこのおとがなり、どこからともなくひびくふしぎな音おとのことです。

弐
おはなし

お話

はじまり

まどの外そとでは、夜よるの風かぜがそよそよとふいていました。小ちいさな村むらのほんじょくんは、やすみのひにはいつもおじいちゃんの家いえに遊あそびに行いきます。おじいちゃんの家いえは、山やまのふもとにあり、しずかで、とてもきれいなところです。その日はとくにせいせいとした夜空よぞらが広ひろがり、星ほしがきらきらと輝かがやいていました。

展開

おじいちゃんは、ほんじょくんに昔むかしから伝つたわるふしぎなお話はなしを聞きかせてくれました。「このあたりでは、夜よるになるとたまにたぬきばやしが鳴なるんだ」とおじいちゃんは言いいました。「ふえやたいこの音おとがどこかで鳴なりだすと、その音おとを追おって行いくと、いつのまにか音おとが遠とおざかってしまうんだよ」ほんじょくんは目めを輝かがやかせて聞きいていました。

その夜よる、ほんじょくんはワクワクしながら眠ねむりにつきました。でも、ふと夜中よなかに目めをさますと、ほんとにどこか遠とおくからふえやたいこの音おとが聞きこえてきました。ほんじょくんはおどろいて、そっと起おき上あがり、音おとのする方ほうへ静しずかに歩あるきだしました。

クライマックス

音おとをたどって歩あるいていくと、音おとはますます大おおきくなっていきました。ほんじょくんはわくわくしながら音おとを追おい続つづけました。でも、気きがつくと音おとはいつのまにか遠とおざかり、ほんじょくんは森もりの中なかで迷まよってしまいました。

おじいちゃんが言いっていたとおり、たぬきばやしは人ひとを迷まよわせるふしぎな力ちからを持もっているようです。ほんじょくんは森もりの中なかでまわりを見み渡わたし、なんとかおじいちゃんの家いえに戻もどらなければと思おもいました。

結末

そのとき、ほんじょくんはふと空そらを見上みあげると、星ほしがかがやいていました。「そうだ、星ほしをたよりに帰かえろう」と思おもい、北きたの空そらに輝かがやく星ほしを目印めじるしにして歩あるいて行いきました。やがて、森もりを抜ぬけ、無事ぶじにおじいちゃんの家いえにたどり着つくことができました。

おじいちゃんはほんじょくんを見みて、「たぬきばやしに気きをつけるんだよ」と笑顔えがおで言いいました。ほんじょくんはその言葉ことばを心こころに刻きざみ、星ほしのかがやきを思おもい出だしながら安心あんしんして眠ねむりについたのでした。

参
まめちしき

おもしろい豆知識

  1. たぬきばやしは江戸えど時代じだいから伝つたわる不思議ふしぎな現象げんしょうです。

  2. たぬきばやしの音おとはときに風かぜの反響はんきょうと言いわれます。

  3. 千葉ちば県けんの證誠寺しょうじょうじにもたぬきばやしの伝説でんせつが残のこされています。

大切なこと

たぬきばやしのような不思議ふしぎなことには、いつも注意ちゅういが必要ひつようです。自然しぜんの中なかで自分じぶんを見失みうしなわないよう、冷静れいせいに考かんがえる力ちからを鍛きたえましょう。

肆
きをつけて

気をつけること

たぬきばやしの音おとを追おうときは、気きをつけよう。星ほしを見みつけて帰かえる道みちを探さがすのがかしこい選択せんたくです。

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