たぬきばやしの

たぬきばやしは、よるになるとふえやたいこのおとがなり、どこからともなくひびくふしぎな音のことです。
まどの外では、夜の風がそよそよとふいていました。小さな村のほんじょくんは、やすみのひにはいつもおじいちゃんの家に遊びに行きます。おじいちゃんの家は、山のふもとにあり、しずかで、とてもきれいなところです。その日はとくにせいせいとした夜空が広がり、星がきらきらと輝いていました。
おじいちゃんは、ほんじょくんに昔から伝わるふしぎなお話を聞かせてくれました。「このあたりでは、夜になるとたまにたぬきばやしが鳴るんだ」とおじいちゃんは言いました。「ふえやたいこの音がどこかで鳴りだすと、その音を追って行くと、いつのまにか音が遠ざかってしまうんだよ」ほんじょくんは目を輝かせて聞いていました。
その夜、ほんじょくんはワクワクしながら眠りにつきました。でも、ふと夜中に目をさますと、ほんとにどこか遠くからふえやたいこの音が聞こえてきました。ほんじょくんはおどろいて、そっと起き上がり、音のする方へ静かに歩きだしました。
音をたどって歩いていくと、音はますます大きくなっていきました。ほんじょくんはわくわくしながら音を追い続けました。でも、気がつくと音はいつのまにか遠ざかり、ほんじょくんは森の中で迷ってしまいました。
おじいちゃんが言っていたとおり、たぬきばやしは人を迷わせるふしぎな力を持っているようです。ほんじょくんは森の中でまわりを見渡し、なんとかおじいちゃんの家に戻らなければと思いました。
そのとき、ほんじょくんはふと空を見上げると、星がかがやいていました。「そうだ、星をたよりに帰ろう」と思い、北の空に輝く星を目印にして歩いて行きました。やがて、森を抜け、無事におじいちゃんの家にたどり着くことができました。
おじいちゃんはほんじょくんを見て、「たぬきばやしに気をつけるんだよ」と笑顔で言いました。ほんじょくんはその言葉を心に刻み、星のかがやきを思い出しながら安心して眠りについたのでした。
たぬきばやしは
たぬきばやしの
千葉県の
たぬきばやしのような不思議なことには、いつも注意が必要です。自然の中で自分を見失わないよう、冷静に考える力を鍛えましょう。
たぬきばやしの音を追うときは、気をつけよう。星を見つけて帰る道を探すのがかしこい選択です。
このページは5-10歳のお子様におすすめです
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