妖怪キッズ
山童(読み方:やまわろ)の子供向けイラスト

やまわろの山やまのひみつ

山童・やまわろ
5-10歳向け山童のお話
壱
はじまり

山童って?

やまわろは山やまで人ひとの仕事しごとを手伝てつだう妖怪ようかいです。

弐
おはなし

お話

はじまり

ある春はるの休日きゅうじつ、小学生しょうがくせいのゆうたは、おじいちゃんの家いえに遊あそびに行いきました。おじいちゃんの家いえは山やまのすぐ近ちかくにあり、裏うらには緑みどりが広ひろがる美うつくしい風景ふうけいが広ひろがっています。ゆうたは自然しぜんが大好だいすきで、山やまの中なかを探検たんけんするのを心待こころまちにしていました。

展開

その日ひ、おじいちゃんと一緒いっしょに山やまに向むかうと、おじいちゃんがこんな話はなしをしてくれました。「この山やまにはね、『やまわろ』という不思議ふしぎな妖怪ようかいが住すんでいるんだ。やまわろは山やまで働はたらく人ひとを助たすけてくれるんだけど、時々ときどき、イタズラもするんだ。」ゆうたは目めを輝かがやかせて、もっと詳くわしい話はなしを聞ききました。
「やまわろは赤褐色せきかっしょくの長髪ちょうはつで、丸まるい顔かおに尖とがった耳みみを持もっているんだ。人ひとの言葉ことばも分わかるし、相撲すもうも大好だいすきで、家いえに入はいってお風呂ふろに入はいることもあるらしいよ。」

クライマックス

ゆうたは山やまの中なかを歩あるいていると、どこからか「ヨイショ、ヨイショ」と作業さぎょうの音おとが聞きこえてきました。音おとの方向ほうこうに進すすんでいくと、そこには小ちいさな姿すがたのやまわろが一生懸命いっしょうけんめいに木きを運はこんでいました。「こんにちは!」と声こえをかけると、やまわろはゆうたに気きづいて挨拶あいさつを返かえしてくれました。「人間にんげんの子こどもか、手伝てつだってくれるのかい?」
ゆうたは嬉うれしくなり、やまわろと一緒いっしょに木きを運はこぶことにしました。やまわろはとても力ちからが強つよく、どんどん仕事しごとが進すすんでいきました。やがて、木きが全すべて運はこび終おわると、やまわろは「ありがとう。君きみはとても頼たのもしいね!」と笑顔えがおで言いいました。

結末

その日ひの夕方ゆうがた、ゆうたはおじいちゃんに今日きょうの出来事できごとを話はなしました。「本当ほんとうにやまわろに会あったのかい?」と驚おどろくおじいちゃんに、ゆうたは満足まんぞくそうにうなずきました。「やまわろは優やさしくて、力持ちからもちだったよ!」それから、やまわろの話はなしは村むらの皆みんなにも広ひろまり、やまわろは村むらの友達ともだちとして親したしまれるようになりました。
ゆうたはこれからも自然しぜんの中なかで気持きもちよく遊あそび、妖怪ようかいとの素敵すてきな出会であいを楽し[たの]むのでした。

参
まめちしき

おもしろい豆知識

  1. やまわろは相撲すもうが大好だいすきで、力ちからが強つよいです。

  2. 熊本くまもとでは墨すみの線せんを嫌きらうと言いわれています。

  3. やまわろは秋あきの彼岸ひがんに山やまへ、春はるの彼岸ひがんに川かわへ戻もどります。

大切なこと

自然しぜんの中なかには不思議ふしぎな友達ともだちがたくさん住すんでいます。自然しぜんを大切たいせつにし、新あたらしい出会であいを楽し[たの]みましょう。

肆
きをつけて

気をつけること

やまわろは赤褐色せきかっしょくの姿すがたをして近ちかづくことがあるので、山やまでは周囲しゅういに気きをつけましょう。

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