はじまり
寒い冬のある日、小さな村の男の子、太郎はおじいさんの家に遊びに行くことになりました。村から少し離れた山の中に住むおじいさんは太郎に面白い話をたくさん聞かせてくれる大好き[だいすき]な存在でした。
展開
太郎は雪が降る山道を歩いて目的地のおじいさんの家へと向かいました。途中で吹雪が始まり、道が見えなくなってきました。太郎は迷ってしまい、どうしたらいいのか分からなくなってしまいました。そのとき、白髪の老人が突然太郎の前に現れました。
クライマックス
「やあ、太郎。こんな所で何をしているんだい?」と老人は優しく声をかけてきました。太郎は状況を話し、老人は「それなら、わたしが家まで案内してあげよう」と提案しました。老人の後を追ううちに、太郎は深い雪に足を取られ歩くのが難しくなりました。しかし老人は無事に太郎をおじいさんの家に導いてくれました。
結末
家に到着すると、老人は笑顔で「それでは、これで失礼するよ。」と姿を消しました。太郎は温かいおじいさんの家で体を温め、無事に帰ってこられたことに感謝しました。おじいさんは「それはきっと雪爺だったのかもしれないね。」と話し、太郎は不思議な気持ちでおじいさんの話を聞きます。
再び雪が止むと、太郎は無事に村に戻り、村の人々に雪爺の話を伝えました。村の人たちは大いに驚き、雪爺のことを語り続けることになったのです。